家形埴輪

2020年8月3日

家形埴輪
年代
 6世紀前半
出土遺跡 石神境古墳
家形埴輪は形象埴輪の中で最も早く出現した種類の一つで、以後埴輪が製作されなくなるまで、形象埴輪群の中心としての位置を占めていました。
この家形埴輪は、長方形で床を持つ平地式建物を表現したものです。一般の竪穴住居とは異なり、四方に壁を立ち上げた建物で、壁の長辺には出入り口を表す四角い孔が開いています。屋根の形状は入母屋で、妻の先端を反らせて破風を表し、棟には堅魚木を乗せています。

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