翳形埴輪

年代　6世紀後半
出土遺跡　伝・諏訪道満古墳
翳形埴輪は、従者が貴人の顔を隠すようにかざす翳をかたどった埴輪で、2つの形態に分けることができます。１つは中央に円孔があり外縁に三角形の突起が連続するもの、もう１つは円孔をもたない団扇状のものです。２つの形態はそれぞれ、別のものをモデルとしていると考えられています。伝・諏訪道満古墳出土の翳形埴輪は前者の型式で、突起の縁辺には粘土紐と粘土粒で装飾を施しています。