内耳鍋・片口鉢他

2020年9月7日

内耳鍋・片口鉢他
年代
 15世紀後半
出土遺跡 五十子陣跡
五十子陣は15世紀後半に起きた享徳の乱(1454~1482年)に際して築かれた上杉方の陣営です。発掘調査では、大小の区画溝、半地下式の竪穴建物、井戸などが検出され、瀬戸灰釉小皿、擂鉢、内耳鍋、鉢、土師質の香炉・手焙・かわらけ、硯、温石、北宋銭、明銭などの多様な遺物が広範囲で出土しています。これらのことから、五十子陣には堀や土塁で囲まれた堡塁に加え、武士以外の人々が居住する空間も付随していたことが考えられています。

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