黒釉広口壺・瀬戸灰釉瓶子

2020年9月7日

黒釉広口壺・瀬戸灰釉瓶子
年代
 13世紀
出土遺跡 大久保山寺院跡
本庄市内には、武士たちが構えた「方形館」と呼ばれる堀を巡らせた居館跡が数多くみられます。「方形館」には寺院が付設される例が一般的で、墓域を含めたこれらの遺構は鎌倉時代の代表的な遺跡となっています。浅見山丘陵とその周辺は、平安時代末期から鎌倉時代にかけての遺跡がとくに集中する地域で、武蔵七党の一つである児玉党関連の伝承も多く残されています。浅見山丘陵の東谷地区には大久保山寺院跡があり、瓦などとともに黒釉広口壺、瀬戸灰釉瓶子など中国や国内の様々な産地からもたらされた陶器類が出土しています。

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