鉄製農工具・砥石

2020年9月8日

鉄製農工具・砥石
年代
 5世紀後半
出土遺跡 東五十子城跡遺跡10号住居跡・諏訪新田遺跡
古墳時代中期になると、集落遺跡における鉄器の出土量がにわかに増加します。このことは、鉄素材の安定的な供給とともに、一般集落においても鍛冶技術の普及が進んだことが背景にあると思われます。東五十子城跡遺跡では、鍬鋤先、斧、鎌、摘鎌、鑿、鋸、鉇、鏃など、住居跡出土の例としては全国最多の鉄器が出土しています。鉄器は右側のような砥石で研いで仕上げられたと考えられます。

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